無色になったら何になる?

こんなブログを読んでいないで、雑多な街へ入ろう。

鉄路に見放された旅人は四輪車を崇める

<前回のあらすじ>
北陸のワンマン列車
ボタンを押すか? 押さずに泣くか?

 

石川探訪記②

炎天下のなか、行き過ぎた先から歩いて20分。
無事最初の目的地へ到着した。

石川県の歴史を知るためにはまずは川から。
ということで向かった先は「石川ルーツ交流館

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県内を流れる手取川は、霊峰白山(※後述)を源に日本海へ注ぐ、
全長72kmの河川だ。
日本有数の急流で、住民は洪水に悩まされ続けてきた。

手取川という名前の由来は、むかし倶利伽羅の合戦を終えた源義仲
急流を渡るために手を取り合って渡ったからとか、
氾濫のたびに渡るのに手間どったからだそうだ。



ところで倶利伽羅といえば、

 
義仲が牛の角に松明の火をくくりつけ
夜中に平家軍を奇襲した倶利伽羅峠の戦いが有名だが、
 
不動明王が持つ、煩悩を破り魔を打ち倒す仏智の剣。
龍が巻きつき炎が宿る、伽羅倶梨剣も忘れてはならない。


先日読んだ、魔法科高校の劣等生15巻には
敵が自らの全身を炎の剣と化して突っ込んでくる

「あれは古式魔法、倶利伽羅剣!(自爆)」

みたいな展開があったので私の記憶に新しい。


最新刊の23巻は、今月10日から絶賛発売中だ!
妹ルートに突入したお兄様がどんどん孤立化するシリアス展開に、
読者として目が離せない…


     閑話休題


交流館の図書室には、郷土関連の書籍が多数置いてあり
ルーツ探し中の私にとっては、まさに宝の山だった。

しばらく本を読みふけっていると、気がつけば午前11時を回っている。
予定ではもう2つ施設を訪問してから、昼頃に金沢へ帰るつもりだったので
だいぶ時間を使いすぎてしまったようだ。

慌てて施設を飛び出し、最寄りの駅へダッシュで移動する。


だが、全力疾走に息を切らしたのも虚しく、
駅到着の1分前に電車は走り去っていった。

時刻表を確認すると、次の列車は40分後。
おいおい、またか。



こういう状況の人間は、妙な勘が働くもので
「駅といえば近くにバス停が付き物だ」と思い立って周辺を調べたところ、
幸運にもコミュニティバスの停留所を発見した。

ありがとう石川。
私はまだ見放されていなかったよ。

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どこまで乗っても100円!コミュニティバス
一人目の乗客が自分だった。
途中でおばあさんが乗ってきた以外、利用者はいない。

こじんまりとしたバスは、両端を田んぼに囲まれた道をゆく。
田園風景の広がる世界を進む光景は、まるでトトロの世界に入った気分だ。


石川探訪記③へ続く
(次回は白山と、先祖の旧住所の話をします)


この記事で行った場所まとめ

①石川ルーツ交流館

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開館時間は、午前9時から午後5時 (入館は午後4時30分まで)
入館料:300円

館内撮影禁止

石川ルーツ交流館は、北前船で栄えた旧美川町の歴史や、手取川の歴史、
手取川流域の各市町村事跡や民話などを紹介した学習施設だ。
初代金沢県長の執務室を再現した部屋もある。

朝一で行ったにも関わらず、丁寧に対応してくださった受付の方々には感謝!
手取川がこれまで何度氾濫し、住民を悩ませてきたかという暴れっぷりを学ぶことができた。