打てば響く

こんなブログを読んでいないで、雑多な街へ入ろう。

まだ本棚に妄想を飾ってるの?

イケハヤ風のタイトルを目指してみました。
きょうは電子書籍の話です。

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Kindle Paperwhite 32GB(マンガモデル) を買ったのです。
今年の10月から、日本限定発売されています。

 

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ライトノベルや漫画と比べるとこの薄さ!わかりづらいけど!

本一冊持ち歩くスペースがカバンにあれば、満員の通勤電車でも片手で読書が捗ります。

 

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▲先遣隊として電子化されたラノベの数々

 

今回は Book scanというサイトにお世話になりました。
月9800円(税別)のプレミアム会員登録をすると、OCR・名前変更・表紙を除くカラースキャン等が込みで、月50冊まで無料でスキャンをしてくれます。
プレミアム会員だと書籍到着から10日以内に納品してくれるので、自炊初心者の自分は他社サービスを使う前に、電子書籍の使用感をここで学ぼうと思いました。
品質は良い感じです。端末用にチューニングしてくれる機能もありますが、僕的には表示がイマイチだなと感じたので、そこは自分でフリーソフトを探してきて対応しました。

PDFファイルを端末用にチューニングするにあたって使ったもの

・ChainLP(端末用にmobiへ変換、余白を削除したり、文字をBOLDにしたり)

・kindlestrip(ファイル容量の圧縮)

calibre(管理ソフト、端末にデータを送る。とても便利)

 

calibreは、チューニングから端末への転送まで一挙にできて非常に便利なのですが、
本がどうしても左綴じ(洋書仕様)になってしまうので、端末で読もうとしたときにしっくり来ません。ちょっと手間がかかりますが、右から左へ本をめくるためには、この3つを併用するのが一番かな。

 

電子書籍リーダーを使ってみて思った6つのこと


いいな
と思ったところ

①本一冊文の大きさで、何万冊もの書籍を持ち運べる。

旅先で読もう!と思って本を入れる時。「でもこれ、本当に持っていってまで読むかな?」と思いながら荷造りをすることってありませんか?僕はとてもあります。
でもKindleなら、外出先でちょっとした時間に読書をすることが捗ります。
片手で操作できるから、満員電車でも安心です。

②暗いところでも読書ができる

紙の本と同じような見やすさな上に、明るさも調整できるので
夜寝る前でも、暗いバスや飛行機の中でも読書をすることができます。

「目が悪くなるから読まないよ・・・」と思うかもしれませんが、
でもみなさん、夜寝る前にギラギラ光るスマホを布団の上でいじったりしていませんか?
スマホに比べたら、kindle paperwhiteはもう比べものにならないほど目に優しいですよ。

 

③断捨離ができる

僕の場合はこれから引っ越しがありますので、いつまでも大量の本を持ち続けるというのは、
場所もお金もかかるなと懸念がありました。売りたくはないけど、残しておきたい。そういうニーズを叶える方法の一つが電子化ですね。

 

逆にイマイチだなと感じたところ

①自炊した書籍は、電子媒体で買ったものと比べると読みづらい(漫画は除く)

文庫~ビジネス本サイズなら読んでいてほとんど苦になりませんが、それ以上に大きなハードカバーの本は、そもそもの大きさが端末の画面サイズよりも大きいのです。
チューニングをしても「うーん。紙だったらもう少し文字が大きいんだろうな」と思うことがあります。
電子書籍として売られている本であれば、文字サイズも読書しながら容易に変更ができるので、その辺は全く問題ないのですが。自炊した本は端末上で文字の大きさが変えられませんので、そこがネックですね。

漫画の場合は文字が少ないので、スラスラと読むことができます。
なので、漫画の処分に困っている方には電子化は非常におすすめできます。

 

②書き込みができない

当たり前ですが、電子書籍には書き込みができません。
電子媒体として買った本であればハイライトマーカーを引いたりすることはできますが、自炊した本にはそういうこともできないので、ただ読むだけです。

気になった文章に線を引きながら本を読むタイプの人(僕はそう)は、ちょっと物足りなさを感じます。

 

③友達や恋人に見せびらかすことができない

このことについては、内田樹先生が『街場のメディア論』で核心を突いた考えを書いているので一部引用します。この本面白いのでマスコミ志望の方にはオススメです。

‥‥‥電子書籍の、紙媒体に対する最大の弱点は、電子書籍は「書棚を空間的にかたちづくることができない」ということです。 -中略-

「まだ読まれない書物」が日常的に切迫してこないなら、それは「理想我」として機能できません。「私はこれらの本を読んでいる人間である」ということを人に誇示することもできないし、「私はこれらの本を(いずれ)読み終えるはずの人間である」と自分に言い聞かせて、自己強化の手がかりとすることもできない。 -中略-

他人のiTunesのファイルに何万曲ダウンロードしてあって、どれほど珍しい音源が収集されていても、誰も「すごいね」とは言いません。

 

本を電子化する一番のデメリットはこれ。
誰しも妄想をしたことがあるでしょう。
好きな本を本棚に飾って、フフッと一人笑いながら「こういう本を読んでいる(これから読もうとしている)自分を誰かに見て欲しいな」と酔いしれたことが・・・!

僕はしょっちゅうです。


そういうことが、電子書籍ではできません。
本の整理には大活躍ですが、自己の欲求を満たすことが難しくなります。


まあ、誰も見ることがない本棚にいつまでも思いを馳せていても、
どうしようもないんですけどね。

思い切って断捨離も大事です。
理想や妄想を捨てて、もっと身軽になりましょう。